東北支部28年度総会および懇親会が8月27日(土)、仙台市内の江陽グランドホテルで、来賓も含め37名の出席者のもと開催された。今回の初参加者は平成17年・28年卒の2名であった。また、今回初めて支部間交流が行われ、福島県中央支部より出席をいただいた。
総会に先立ち、新潟大学人文学部長の齋藤陽一教授より「クォーター制とグローバル化~演劇をも題材にしながら~」というテーマでご講演をいただいた。先生は、新潟大学でも4学期制導入の検討が進められているが、陪審員裁判の演劇作品を通じて日本的な意思決定プロセスを再確認する中で、様々な議論があったとしても最後は「和」に戻って、また一致団結して行きたいと話された。
総会では冒頭、昨年12月に病気で逝去された浜倉義昭氏(前副支部長)および小野寺三郎氏(前事務局長)のご冥福を祈り、黙とうを捧げた。
続いて細貝幹男支部長(昭和47年経済)が挨拶に立ち、逝去された両氏の支部活動への貢献等について話した後、「同窓会支部が今年、10支部まで拡大し嬉しく思う。一方で財政面は厳しくなるため、忘れずに年会費の納入をお願いしたい。同窓会は懇親が大きな目的なので、是非とも楽しくやりたい。」と述べた。
その後、議案の審議に入り、平成27年度の活動報告・決算および28年度の活動計画・予算が原案どおり承認された。
また、来賓の齋藤陽一人文学部長、瀬賀孝子同窓会本部副会長、ならびに福島県中央支部の小池公祐理事からご挨拶をいただいた。この中で瀬賀副会長からは、当支部が設立10年の節目を越えたことへの祝意が示されたほか、同窓会本部の年会費納入率向上に向けた取り組みについて協力の要請があった。
引き続き懇親会に移り、皆の大先輩にあたる堀 誠一氏(昭和36年法)の発声で乾杯し、懇談となった。初参加者によるスピーチが行われたほか、各テーブルでは昔話で旧交を温めたり、互いに近況報告をし合う姿も見られ、和気あいあいとした雰囲気の中で瞬く間に楽しい時間が過ぎた。
名残りは尽きない状況であったが、恒例の「四季の新潟」を合唱した後、幹事の山口荘一郎石巻市会議員(平成11年経済)の音頭で一本締めを行い、来年の再会を約しつつ会を閉じた。